庭や 六点の腹六分目

庭師六点(ろってん)の日記です

素材

【試作】アプローチ試案:緑(りょく)に赤石、茶に矢田川石

アプローチ等の軽歩行向きのモルタル舗装の試作兼色見本を作ってみました。




色が鮮烈すぎたり石よりカラーモルタルの主張が強すぎたり、正直思っていたイメージとは異なりますが、これはこれで面白い。水分が抜けて色が変わったら、また違う見え方がしてくるかもしれませんし。
イメージと違うことがわかるのも、これも面白く感じるのも、実際に材料を使って試作すればこそのことです。


六点(ろってん) 眸耄表漾覆燭ひらじゅん)
〒489-0977
愛知県瀬戸市坂上町506-1
TEL0561-87-4636


「まき」の木

ある日、林業に従事している(以下「樵」とします)友人から「支障木伐ったんだけど、要らない?」と電話がかかってきました。
別の、こちらは瀬戸の窯元の友人から灰を釉薬にするのに欲しいと、広葉樹、特にブナ科の木がいいと言われていて、樵の友人にも伐倒木が出たら声を掛けてくれるように頼んでいたのでした。
樹種を尋ねると「まき」の木だと言います。

「槙の木は要らんなあ。ところでそんなに山に槙が生えてるもんなの?」
「? え? いっぱいあるけど」
「?」

なんだか話が噛み合っていません。
そこではたと思いだしました。私自身が山間部で林業に従事していた頃、お世話になっていた地元の年配の方々はクヌギやアベマキなど、ブナ科の落葉広葉樹を「まき」の木と呼んでいたのでした。おそらくミズナラやコナラなども含まれるかと思います。
当時も「槙の木?」と不思議に思い、薪炭材として「薪の木」と書くのではないかと尋ねたことがありました。
答えはたった一言、「知らん」、でしたが。
造園業に戻って久しく、林業当時の「まき」の木のことなどすっかり忘れて「まき」と言ったら「槙」、イヌマキのことだとばかり思い込んで話が噛み合わなかったのでした。

「あ、『まき』の木ね、ありがとう、欲しい」

きっと樵の友人が私が訳のわからないことを言っているように思ったことでしょう。
日を改めて一度現地を案内してもらって、その上、半日裁断と出材を手伝ってもらいました。

ところで想像していたよりはるかに材が大きい。そして多い。
樵の友人に前もって大きいって言っただろうと言われて、大げさに言えばまたもや林業と造園業の樹木のスケール感覚の違いを感じました。
竹やヒノキもありましたが、アラカシとクヌギと、そしてアベマキじゃなかろうかと思われる木が大量にあります。軽トラに1車2車運べばいいだろうと思っていたのに、今現在飛び飛びに数日かけて5回軽トラで運んで、今まだ現地に運んだ分の数倍以上の「まき」の木が積み上げられています。
宝の山


だいたい2〜3メートルに伐って積み上げてある木を、扱いやすいように40センチを基準にきざみます。
「薪」の木


初日に手で運んでへろへろになって懲りたので、以降は一輪車を用意しました。
能率一輪車


積み込み。
積み込み


窯元の友人宅に運んで、そこの薪割り機を借りて薪を割ります。
初めて使う機械が楽しくて薄暗くなってもまだ割り続けましたが、そんなアホなことは大概にしとかなけらばならないでしょう。本来ならば。
楽しい薪割り機


ヨキで割るのも楽しいですが、機械はもっと楽しい。なにより楽です。調子に乗って随分な量を割りました。
薪


あと何車運べばいいのかなあ、と、軽く途方に暮れています。
そして窯元の友人が立ち込める生木の匂いをなんだか面白く表現していたのが思い出せずに、ちょっと歯痒く思っています。


六点(ろってん) 眸耄表漾覆燭ひらじゅん)
〒489-0977
愛知県瀬戸市坂上町506-1
TEL0561-87-4636


陶片タイル

雨で仕事が半日になってしまったので、帰って陶片を切っていました。
前回は織部釉の陶片で作りましたが、今回は黄瀬戸です。
黄瀬戸陶片タイル



六点(ろってん) 眸耄表漾覆燭ひらじゅん)

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