庭や 六点の腹六分目

庭師六点(ろってん)の日記です

雑感

【ともこ】今日の庭

フェンネル。今年二回目の花。


シジミチョウの交尾。






ジャノメチョウ。




ナンテンの実。


今日の庭。



六点(ろってん) たかひらともこ
〒489-0977
愛知県瀬戸市坂上町506-1
TEL0561-87-4636


山仕事の中で山仕事の予習

この先の緩い目標の一つに、狩猟免許を取って、自身で
獲った獣を自身で捌いて食べる、ということがあります。
是が非でも、とか、すぐにでも、とかではなく、緩ーい目標です。
猟銃でなく罠猟を考えています。

最近の仕事は他所の応援で、雑木混じりのヒノキ林の間伐をしています。
仕事しながら山を歩きまわっていて、イノシシの痕跡ではないかというものがよく目に止まります。


伐るべき木を選木して付けたナンバリングテープが剥げています。イノシシは木に躰を擦り付けて縄張りを示すらしいのですが、その辺りのヒノキの皮は、捲れてすべすべしています。


ヌタ場で泥浴びをしてすぐに擦り付けたものでしょうか、木の幹の低いところに薄く泥がこびりついています。






こちらは結構太い幹の周囲3/4ほどに、分かり易くたくさんの泥がこびりついています。





ヌタ場や牙の跡が付いた縄張りの標(しるし)も見たかったところ、牙の跡、それらしきものも見つけました。



ヌタ場そのものはなかなか見つけられませんでしたが、沢の近く、まだ沢になりきれていない水の流れの泥の中に、イノシシが泥浴びをしたのではなかろうかと思われるあとを見つけました。

こんなものばかり探している訳ではなく、きちんと仕事もしている、はずです。多分。


六点(ろってん) 眸耄表漾覆燭ひらじゅん)
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食い散らす





引き続き県有林で間伐の応援です。誰かがお食事をしていた形跡がありました。食べられたのはキジとかヤマドリだとか、その辺の種類でしょうか。



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【ともこ】今日の庭

いいお天気でした。




















六点(ろってん) ・比良淳(たかひらじゅん)
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土中に深淵を観、覗く。

名古屋市千種区で草刈り伐採抜根の現場に手伝いに入っています。
そこで深淵に出逢いました。


手伝い先の仲間とナイロンメジャーを使って水面までおおよそ14m50cm、水深は5m以上あることは確かめましたが、その先どのくらいの深さなのか見当もつきません。覚王山の仏舎利殿の近くですから小高い土地ですが、矢田川に繋がる伏流水だとしたらだいたい川との標高差に近い深さはあるでしょう。


昨日鉄板の蓋を開けるまではコンクリートの井筒が底まで入っていると思いましたし、こんなに深いとは思いませんでした。


素掘りで、しかも、深い。

いつまでも覗いていたいような甘美な、覗いているうちに吸い込まれてしまいそうで怖いような、なんとも言えない心持ちでした。

深淵は深い闇の中でなく、穏やかな好天、晴天のもとにありました。



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森は活き還る

瀬戸の山中に薪を集積しに行きました。

瀬戸の奥まったところに、ながらく手の入っていなかった林を除間伐して光を入れ、別の樹を植える活動をしておられるところがあります。そこにお邪魔して樹種を選びながら樹の幹を集め、それを灰を釉薬の原料にする窯元さんの薪ストーブの燃料として運び入れました。
釉薬の原料としては主にブナ科の樹が適しているようです。かつて働いていた三河の山間部の年輩の方は、クヌギ・コナラ・ミズナラ・アベマキ・カシワなどのブナ科の落葉樹を総称して「マキの樹」と呼んでおられました。「薪の樹」と書くのやもしれません。

今回殆どがおそらくクヌギで、そのほかに細いので量は稼げませんが、アラカシも集めました。
植樹の活動をされておられる方々がだいたいの長さに切っておいてくださったので、今回チェーンソーは持ち込まずに済みました。




洞の一番上から抛り投げてたまったものをまた抛り投げてを繰り返し、洞の下まで集めたものを車載して運び出しました。
洞の上、根にミツバツツジが咲き始めていました。


これから開く時を待つミツバツツジの蕾たち。


洞の中ほどの伐られたアラカシが、またひこばえの芽を出しています。
そのもとにヤママユガの繭が落ちていました。




伐り倒されたクヌギの幹からもひこばえが天を目指します。

何で知ったかどこの地方の話だかは忘れてしまいましたが、かつて里山では、薪として扱いやすい太さの幹の樹を更新し続けるため、薪炭材として適した太さの木を伐り倒してはそこから生えてきたひこばえを間引いて又大きくなるのを待ち、また伐り倒しては待ち、と、循環した森との暮らしがあったそうです。
今は人と森との密接につながっていたそのサイクルはたぶん機能していません。
が、伐られた樹が再生していこうとする力が失われたわけではありません。


別の伐られた樹も伸びてきています。


葉の形からバラ科の、それも桜の仲間ではないかと思い、幹肌からウワミズザクラではないかと思いますが、自信はありません。




ここで活動しておられる方々は樹を植えながら遊歩道や水の整備もしておられるようで、土の感触がうれしい路傍の、土を掘っただけの素朴な溝に滔々と流れる湧水の上に、名前がわからなくて残念ですが、綺麗な花が咲いていました。




漠然と「森は再生する」という言葉が思い浮かびましたが、それを生き返ると読み替えるとなんだか少し違うようにも思います。
人が伐った樹がまた空を指して伸びていく。それを生き返ると感じたとしてもそれは人間である私の感傷に過ぎず、人が森にかかわろうがかかわるまいが、それはいきものの、植物のごくありふれた当たり前の営みなのでしょう。
森は、森を形作るいきものは、森に生きるいきものは生き、命を失えば土に還り、それを繰り返しているのだし、これからもそうなのでしょう。

森は活き、還るのです。


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アイスプライス図解

せっかくなのでアイスプライスの正しいやり方を覚えようと画像を検索し、眺めつつ実際にアイを編んで、理解しました。31日の夜と1日の日中休憩時間、何回もアイスプライスを編みました。
1日、帰宅し夕食後、せこせこ図を描いてみました。

以下図に依ってアイスプライスの編み方を説明することを試みようと思います。

最初にいくつかの用語を解説。
一般的な3本撚りのロープは3本の子縄を撚り合わせて1本のロープにしています。それぞれの子縄をストランドといいます。
ロープの端を索端、あるいは手と呼びます。索端と索端に挟まれた中間部を主部、あるいは主体やたいと呼びます。

まずは図1を参照ください。 スキャナの性能上、色分けしたマーカーの色が判別しづらい点はご容赦願います。

索端から3本のストランドをほぐします。この際それぞれのストランドの先端はテープや糸などで撚りが解けないように処置しておきます。
3本を広げ、それぞれ「左」、「中」、「右」とします。「中」が上に来るようにします。作りたいアイの大きさに合わせて主部を曲げ、索端側を主部の上に乗せる形にします。

次に図2。
「中」のストランドを、作るアイの大きさを考えながら、適当な主部側のストランドの一つをくぐるように編みます。この際索端側と主部側のストランドが交差する形でくぐらせます。
索端側の「中」のストランドに対応する主部側のストランドを「C」とします。
同様にこれから「左」や「右」の索端側のストランドをくぐらせる主部側のストランドをそれぞれ「L」、「R」とします。

図3-気飽椶蠅泙后

「中」をくぐらせた「C」の左側の「L」に「左」をくぐらせます。
この状態で裏返したものが図3-兇任后

図4。裏側の続きです。今度は反対に、「中」をくぐらせた「C」の右側の「R」に「右」をくぐらせます。


ここまでで「中」、「左」、「右」の順に「C」、「L」、「R」にくぐらせました。
「中」を「中(C)」に、「左」を「左(L)」に、「右」を「右(R)」に、「中」・「左」・「右」の順で。と覚えました。

これで編み始まる準備が整いました。あとは索端側のストランドを、先にくぐらせた主部側のストランドの次のストランドをまたぐようにして、そのまた次のストランドにくぐらせて編むことを繰り返すだけです。
軽トラックから2tトラック程度の荷締めロープであれば3本それぞれを3〜4回編めば十分かと思われます。

図5。
順番はどうでも構いませんが、この図では「左」から2回目の編み込みを始めます。

図6。
3本の索端側のストランドをそれぞれ2回ずつ編んだ状態を、最初の図1を表とすると、裏から見た状態です。

もう色分けはしていません。

次に図7.
だいぶ疲れてきています。アイ部分のストランドの描き方が粗雑です。
すべての索端側のストランドを3回ずつ編んだ状態です。
図7-気裏側、7-兇表から見た図です。図7-兇忙蠅辰討呂笋覽い蘯困辰涜得で描いています。

以上、画像検索で見つけた図で、私自身がわかりづらいと思った部分を補完する形で図と解説を試みてみました。
興味のある方はぜひ、ご自身でのアイスプライスづくりに挑戦してみてください。



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ロープの索端処理

土場の整理をしていて、両索端が未処理の長さも約5mと半端なロープが出てきたので、片方はアイスプライス、もう片方はバックスプライスで索端処理しました。索端とは要するにロープの端のことです。詳しく知りませんが、ロープの端のほつれを防ぐ処理をスプライスというようです。

ロープの端、索端にある、もしくは作る輪っかを「アイ」や「目」と呼び、ロープを編み込んでアイを作るのがアイスプライスと呼ばれているのだそうです。さつま編みともいうようです。10年程前にネットで見て覚えました。が、当時見つけたサイトの図ではどうしても編み初めがわからず、何度も経験するうちに我流で決めました。
軽トラックの荷締めには10mや15mのロープが扱いやすいと私は思っていますが、市販のアイ付きのロープはほとんど15mと20mで10mがないので、市販のものを切ったり、切り売りのロープを買って必要な長さのロープを自作します。自然自分でアイスプライスを編む機会ができてきます。
最近またネットで調べると、やはり少し間違っているようです。けれど自身で作ったアイのロープを使うに事足りますし、市販のアイ付きのロープも私の決めたやり方と全く同じ場合も多いので問題はないのでしょう。
今後正しいやり方ができるようにしていけばいい程度に思っています。
5mのロープは荷締めには短いので何かを縛るために使うつもりです。ですから必ずしもアイは必要ないのですが、片方はアイスプライスにしました。

アイを作らずに索端を処理するのに使われるのがバックスプライスです。返し止めとも呼ばれるようです。これは商船大学の先生が書かれたロープワークの本で覚えました。未だ完全に頭に入ってはいないので、しょっちゅう本を見返しています。
基本、アイスプライスもバックスプライスも、編み方は同じです。この二つができれば2本のロープをショートスプライスと呼ばれる、これもまた基本の同じ編み方で繋ぐこともできます。勤めていた頃は会社の切れたロープをよく編んで繋いでいました。

索端処理
できなかったことができるようになるのはどういったことでも楽しいものです。


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清掃腰道具

個人のお客さんの仕事ではそう用を為さないかもしれませんが、広い範囲を移動しつつ掃除する際のために、刈込鋏のサックのほかに、手箒と小熊手のサックも作っていました。
手箒のものは完全に自作、小熊手のものは市販の電気溶接の溶接棒入れの底を切って流用しています。
ただ、いつもいつも清掃用具を腰に下げたいわけではないので、付けたり外したりが少しばかり手間でした。
それで、バックルで着脱できるようにしようと前々から考えていました。広い範囲を移動するような現場でも清掃用具を外したい場合は多々あります。

来週火曜以降そうした広い現場に入る予定なので、昨日仕事から帰ってきてから焼酎をお供に、小熊手サックにバックルを取り付ける改造をして、手箒サックを新作しました。

清掃腰道具
左がこれまでの手箒サック、真ん中が新作の手箒サック、右が小熊手サックです。

新規の手箒サックは、余り革で作ったので少々丈が小さくなってしまっています。これが吉とですか凶と出るかは使ってみないことにはわかりません。それとは別に、ただ差してみただけでももう少し深く入る方がいいようには感じました。
清掃腰道具
手箒サックの丈の長さや吊り位置の高さの問題は使ってみて検討するとして、次回制作する際は裾の部分の径を少し大きくすることを試してみようと思います。

バックルの使い勝手も早く確かめてみたいと、今から使う機会が楽しみです。
清掃腰道具


清掃腰道具



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隠れ落水

今日は剪定のお手伝いの仕事でした。
現場は岐阜県多治見市。多治見市と愛知県瀬戸市の境の庄内川沿いを走る愛岐道路で現場に向かいました。
手伝い先の人が、行きに愛岐道路沿いに結構いい滝があると教えてくれました。

帰りにいくつかを見てきました。
そのうち写真を撮ることができたのは一つです。
愛岐道路の滝


本当に道沿いなのですが、交通量も多く車を停める場所も少ないので、教えてもらうまでこんなに素晴らしい景色があることを知りませんでした。ある意味隠れた名所だなと感じます。
愛岐道路の滝


愛岐道路の滝


高低差2m余りでしょうか。
家電等のごみがすぐ近くに捨ててあったりして残念な気持ちになる部分もありはしましたが、いいものを教えてもらい、見ることができて幸甚です。
愛岐道路の滝


もう一つ高低差10m前後の滝は大きすぎてうまく写真を撮ることができず、残念です。


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